弁護士の選び方

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うまい話には気をつけろ~メールでの仕事勧誘

知らない誰かからメールでおいしい仕事を勧誘されても絶対にのってはいけません。2件の事例をお話しします。

【知らないうちにパチンコ必勝法詐欺の黒幕に仕立て上げられた事例】

Aさんはごく普通の専業主婦です。

誰がみても詐欺の黒幕には思えません。もちろん,詐欺を行ったことはありません。

そんなAさんに,ある日突然,東京の法律事務所から内容証明が届きます。

東京のある会社がパチンコ必勝法詐欺を行ったとのことで,10人ほどの弁護士が被害者の代理人として名を連ね,Aさんに対して損害賠償を求めたのです。

Aさんはそのような会社を聞いたこともありません。なぜ,Aさん宛てに請求が来たのでしょうか。

なんと,Aさんはその会社の代表取締役として商業登記されていたのです。

事情をよく聞くと,次のような事情がありました。

半年ほど前,Aさんの携帯に知らない人からメールが届きます。

「共同で事業をしませんか」という誘いです。

当時,仕事を探していたAさんは,その話に興味を持ち,返信しました。

すると,「東京でいくつか事業を経営している」という人物から「あなたにお願いしたいのは税金対策のために設立した会社で,実際にはたいした業務はありません。電話番程度のお仕事です」という説明を受けました。

電話番程度で収入になるならばと思い,関心を示したところ,相手方は「私は事情があって名前を出せません。そこで,あなたにこの事業をお願いするにあたり,印鑑証明書を送ってほしいのです」といわれ,Aさんは言われるがままに印鑑証明書を送ってしまいました。

その後,相手方から,業務の依頼はなかったことにしてほしいと連絡があり,それっきり連絡は途絶えてしまいました。

おそらく,Aさんは,印鑑証明書を売買するブローカーのような人物に印鑑証明書をだまし取られ,それが別人の手に渡り,知らないうちに違法行為を行う会社の代表者にされてしまったのでしょう。

Aさんは,被害者の代理人弁護士に対し,上記の通り騙されたことを説明しました。

今のところ,Aさんに対する損害賠償請求の訴訟は提起されていません。

Aさんは,会社の取締役名義の抹消を求め,訴訟を提起することにしました。

【パチンコ機種の宣伝の仕事のはずが勤務先まで追い込みをかけられた事例】

Bさんもごく普通の主婦です。

ある日,Bさんに知らない人から「仕事を紹介します」というメールが届きます。

ちょうどアルバイトを探していたBさんは,特に疑いも持たず,登録しました。

すると,電話がかかってきました。

仕事の内容は,「あるパチンコ機種について,良く玉が出るという宣伝を行ってほしい」というものでした。

ただ,その仕事をするためには,極秘のマニュアルにしたがって実際に遊技する必要があり,マニュアルを渡すには先に15万円を支払わなければならないとのことでした。

Bさんは疑うことなく15万円を指定された口座に振り込み,さらに,20歳以上であることを確認する必要があると言われ,勤務先の記載された保険証を写メールしました。

Bさんはマニュアルを手に業者が指定したパチンコ店に赴き,マニュアル通りに操作しますが,あっというまに元手をすってしまいました。

そのことを業者に電話すると,業者の態度が豹変し,あたかもBさんの操作方法が誤っていたためにそのマニュアル自体が全く使えないものになってしまったかのように責め立ててきました。

そして,業者はBさんに必勝法マニュアルを180万円で買い取るよう要求してきたのです。

困ったBさんはとりあえず15万円を支払い,それ以上は支払えないと言いましたが,業者は聞く耳を持ちません。

そして,業者はBさんの勤務先に電話をかけてきて,Bさんの上司に対し,1時間以上も悪口雑言を浴びせ,支払いを求めました。

幸い,Bさんの勤務先が毅然とした対応を取ってくれたおかげで,現在は業者から電話がかかってくることはなくなりました。

しかし,Bさんの30万円が返ってくる見込みは今のところありません。

法律相談についてよくある質問

法律相談について,よくご質問されることがあります。Q&A形式でご説明したいと思います。ただし,以下の回答は,あくまで西脇法律事務所の場合ですので,他の弁護士一般に妥当するわけではありません。 もっと…